こんにちは。豊明市にある二村台交差点歯科の院長の小島です。
木の芽月とはよく言ったもので、寒さに負けじと芽吹く木々に生命の強さを感じる今日この頃です。
生命の強さというと、ご存知の通り、日本における平均寿命は生活水準の向上、医療・科学技術の発達により世界最高水準まで延びてきました。
厚生労働省の「平均寿命の国際比較」によると、2022年時点で男性:81.05歳、女性87.09歳となっており、仕事をリタイヤした後の人生も年々長くなってきています。
せっかく仕事や子育てに全力を注いできたのですから、リタイヤ後は自分の好きなことに時間を割き、充実したセカンドライフを送りたいものですよね。
さて、55歳以上の男女の方に「健康についての後悔」をテーマにアンケートをした結果、第1位は何だったと思いますか?
これは雑誌 PRESIDENTにて以前に特集されたもので、55~74歳の男女1060人に「人生の振り返り」に関するアンケートを行い集計した結果です。
そこには人生の酸いも甘いも経験されてきた諸先輩方からの本音がまとめられており、今回はその中から「自身の健康において後悔していること」についてご紹介させていただきます。
1位:歯の定期検診を受ければよかった
2位:スポーツなどで体を鍛えればよかった
3位:日頃からよく歩けばよかった
4位:腹八分目を守り、暴飲暴食をしなければよかった
5位:間食を控えればよかった
6位:頭髪の手入れをすればよかった
7位:たばこをやめればよかった
8位:ストレスの解消法を見つけておけばよかった
9位:よく笑い、くよくよ悩まず過ごせばよかった
10位:不規則な生活をしなければよかった
(出典:雑誌PRESIDENT(㈱プレジデント社調べ))
アンケート結果をご覧いただいて、思い当たる節が多かった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その中で特に注目したいのが、第1位の「歯の定期検診を受ければよかった」という項目です。
特に問題ないと思っていたはずが、将来的に歯のことでお困りになる方が多いことが見受けられます。
昔は歯医者さんというと、歯に痛みが出たら行く場所であり、『治療』を目的に通院される方が多かったものですが、最近では、症状がなくても定期的に受診し、予防を目的に通院される方が増えてきています。
若いときはまだ歯が健康で、ケアや治療まで意識がまわらなかったのかもしれませんが、いざ歳を取って自分の歯を失うと「ちゃんと歯医者に行って診てもらうべきだった」と後悔されている方が多いようです。
ところで、歯周病の怖いところは自覚症状がほぼなく進行してしまうところです。
さらに虫歯や歯周病は細菌感染症のため、細菌が全身に回り、脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・ガン・早産など様々な全身的な疾患を引き起こすことも最近の研究で分かってきています。
ところが!
むし歯や歯周病は、他の病気と違って未然に予防することが可能なのです。
例えばどんなに食事や運動、生活習慣に気をつけていたとしても、ガンを確実に予防することはできません。
一方むし歯や歯周病は、定期的に歯科医院に来てケアや治療を行えば、ほぼ確実に予防することができます。
お口のケアの習慣によって50~70代以降で大きく差が出るのが「歯」なのです。
歯科検診・メンテナンスでは
普段歯ブラシでは届かない部分のケアを徹底的に行います
歯科検診ではクリーニングはもちろん、初期のむし歯や歯周病に対して適切なアプローチをすることで、お口の健康だけでなく健康寿命を延ばすことも期待できます。
人生100年時代ですから、いつまでも歯を大切にしながら、充実した毎日を楽しみましょうね!