こんにちは。二村台交差点歯科の院長の小島です。
爽やかな風と、新緑の木漏れ日で、ついスキップしたくなる季節になりましたね。

今回は、リクエストを頂いたテーマ「どうして痛かった歯の痛みが消えたのか?」についてお伝えしていきます。

歯の痛みが消えた、自然に治った!と喜んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれは大間違い!
痛かったむし歯が自然治癒することはありません

では、なぜ痛みが消えたのか?

それは、決してむし歯が治ったからではなく、むしろ悪化により歯の神経まで侵されてしまった結果、痛みを感じられなくなったからなのです。
さらにむし歯が悪化して、根っこの先の歯を支えている骨の中まで膿が溜まってくると再度痛みが出てきますが、膿が体外に排出されてしまうと痛みはまた消えてしまいます。

このような理由で、「痛い」と「痛く無い」が繰り返されるのです。

激痛だったむし歯が痛みを感じなくなった場合、殆どの場合、神経をとることになります。
最悪の場合は、歯を残すことができず抜歯することに。

歯に痛みがある時点で、むし歯はかなり進行しています。
放っておくとその間にもどんどん悪化し、治療に余計な時間とお金が必要になってしまいます。
歯の治療は早期発見と早期治療が基本です。
中には、むし歯以外の理由で痛みを感じている場合ももちろんあります。
もし痛みに気付いたら、早めの診察が自分自身を救うことになりますよ!