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二村台交差点歯科院長の小島です。
コロナウイルスが猛威を奮っていますね。皆様お身体は大丈夫でしょうか?
今日は歯医者の目線から見た、冬はどうして風邪が流行るのでしょうかということについて書きたいと思います。
まずは当たり前ですが、冬は空気が乾燥します。
空気が乾燥すると、ウイルスの水分が蒸発して軽くなり、空気中を長時間漂うことができるそうです。
また空気が乾燥すると、喉などの粘膜が乾燥するため、炎症を起きやすくなり、
ウイルスを防御する能力が衰えることも原因の一つといわれています。
また最近は鼻呼吸と口呼吸の違いによってウイルス感染に差があることもわかってきています。
人間は、生まれた時は鼻呼吸です。
鼻呼吸だと空気をゆっくり吸い込むため、
取り込まれる空気があたためられ、水分も多く含むようになります。
また、大きな埃などは鼻毛のフィルターにかけられ、
鼻と喉の境目にある「扁桃」という組織によって免疫機能が働き、異物を排除します。
つまり鼻呼吸では冷たい空気が加湿加温されて
ウイルスなどの異物が体の中にに取り込まれにくくなります。
しかし様々な理由により口呼吸するようになると、
冷たく乾燥した空気がそのまま体内に取り込まれるため、喉や扁桃の炎症が起き、免疫機能が低下してしまいます。
またウイルスが直接体内に侵入するため、空気中に長時間浮遊するウイルスに感染しやすくなるのです。
鼻が詰まってしまい、一時的に口呼吸になることはあるかと思います。
ですが、いつもお口がポカンとあいている方は、口呼吸が習慣化してしまっているかもしれません。
その原因の一つが、顔面の成長不足です。
顔面を作る様々な骨の中に上あごと下あごがあります。
通常、下あごは思春期を過ぎてから成長のスパートが始まるのに対し、
上あごは10才頃に成長のピークを迎えます。
この時期までに上あごの成長が不十分だと
鼻腔がしっかり広がらず、鼻呼吸がしづらくなり、
口呼吸となってしまう可能性が出てきます。
そうすると、上に書いた通り、風邪もひきやすくなってしまうというわけです。
上あごの成長不足は、他にも様々な悪影響を及ぼします。
お子さま、猫背になっていませんか?
いびきをかいていませんか?口臭はないですか?
もしかしたら上あごの成長不足が関係しているかもしれません。
気になる方はぜひ一度ご相談ください。