このページでは、子育て中のママさんパパさんに向けて、お子様の歯を虫歯にさせない方法と、歯医者さんとの上手な付き合い方をお伝えしていきます。
全3ページの目次① ちょっとした心がけでできる!お子様の普段の食生活と歯磨き(現在のページ)
② 定期検診とフッ素、予防歯科について
③ 虫歯の治療と歯科トレーニング
① ちょっとした心がけでできる!お子様の普段の食生活と歯磨き
お子様の歯はもちろん、あなた自身の歯を虫歯から守るために一番大切なことは次のうちどれだと思いますか?
- 1日3回歯磨きする
- 砂糖の摂取量を減らす
- 間食、おやつの回数を減らす(ジュース含む)
意外かもしれませんが、答えは「3」です。もちろんどれも大切なことなので気をつけてほしいです。
それぞれの項目について補足していきますね。
まず歯磨きについてです。
毎日3回、食後にきちんと歯磨きできてるよって方、素晴らしいです。
でも実際のところ、そのような方は多くないと思います。
まずは朝晩の2回しっかり磨けるといいですね。特に夜寝る前の歯磨きが念入りにできていると、虫歯になりにくいですよ。
またお子様の歯を虫歯にさせないためには、仕上げ磨きが必要不可欠です。
歯が生え始めてから永久歯に生え変わる10〜12歳ごろまで、保護者の方が仕上げ磨きを行ってあげてください。
次に砂糖の摂取量と間食の回数についてです。
砂糖の摂取量が多いと虫歯になりやすい、というのは、イメージしやすいと思います。
では間食の回数が多い、というのはいかがでしょうか?イメージできますか?
間食とは、3回の食事以外の食事やおやつ(甘い飲み物を飲む回数も含む)のことです。
飲食の回数が多い事や、ダラダラと時間をかけて食べたり飲んだりするということは、お口の中に食べ物が入っている時間が長いということです。
唾液にはお口の中を洗い流して綺麗にする作用があるのですが、間食が多いとこの効果がうまく作用しません。
たとえ小さな飴玉でも、ずっと口の中にあると虫歯菌を活発にしてしまいます。甘いジュースを一口ずつ時間をかけて飲むのも同じことですね。
では、どのような間食の摂り方ならいいのでしょうか。上手な間食の摂り方についてお伝えします。
一つ目の方法ですが、甘いものを食べたいと思った時、食後のデザートとして食べるのが一番おすすめです。つまり、例えばランチや夕食の後に、時間を空けずに甘いものを食べる、というやり方です。時間を空けない、というところがポイントです。
二つ目の方法は、おやつを食べる時間を決めておいて、毎日規則正しい時間に食べる、というものです。おやつの回数は、多くても2回までに決めておくと、虫歯になるリスクを減らせますよ。
三つ目の方法は、虫歯になりにくいおやつを選ぶことです。どんなものが虫歯になりにくいのかと言うと「入っている砂糖が少ない」「短時間で食べ終わる」「歯にくっつきにくい」ものです。
ゼリーやプリン、アイスクリームなどは、短い時間で食べ終わり、歯にもくっつきにくいので、比較的虫歯になるリスクが低いおやつです。
また、チーズ、果物、ナッツ類もおすすめです。
一方、虫歯になりやすいおやつは、キャラメル、チョコレート、ジュースなどです。
含まれる砂糖が多く食べるのに時間がかかるうえに、歯にもくっつきやすいので要注意です。ただし、砂糖の代わりにキシリトールが使われているガムやチョコレートでしたら大丈夫です。
このような感じで、歯磨きやおやつについてアイデアを取り入れてもらえるといいと思います。もっと詳しく知りたい方はお気軽にご相談下さい。