こんにちは。豊明市にある二村台交差点歯科の院長の小島です。
桜の盛りも過ぎ、あっという間に葉桜の季節になりましたね。

今回は、舌苔(ぜったい)についてお伝えしていきます。

試しに鏡の前であっかんべーをしてみてください。
舌の表面が白っぽい、もしくは黄色っぽくなっていませんか?
なっていたそこのあなた!
それが舌苔ですよ。
舌苔とは、食べかすやプラーク、粘膜の細胞のカスなどで、舌の表面に苔が生えたように見えるものです。
舌苔が付いていると、口臭の原因になります。

ところで、舌にも正しい位置があるのをご存知ですか?
舌が正しい位置にあれば、舌苔はほとんど付かないのですよ。

普段、リラックスしているとき、舌の先が上の前歯の生え際付近にあり、舌全体が上あご(口蓋)にピッタリくっついている状態が舌の正しい位置です。
舌が正しい位置にあると、唾液がよく出ますし、上あごのヒダで舌が擦れ合うことで、自然と舌に付いた汚れが洗い流され、舌は清潔な状態を保てます。

口呼吸をしている方、唾液が出にくい方、舌を動かしにくい方は舌苔が付きやすいです。
舌苔を取るには、舌ブラシや毛先の柔らかいブラシで1日1回を目安に、力を入れず優しく取り除くようにしてくださいね。

舌苔を取って舌のケアをすることも大切ですが、それよりも、舌を正しい位置に置けるように意識して、舌苔がそもそも付かないように生活していけるともっと良いですね!